夜回り先生の講演

今日は鹿児島市で『夜回り先生』こと、水谷修先生の講演があった。先生について知らない人はネットで調べるなり、先生が書いた本を読むなりして是非、調べてほしい。

数年前に先生の夜回り活動を知ってから、一度は講演会に行って直接先生の言葉を聞いてみたいと思っていたので、今日はまたと無い機会だと思って参加した。僕と同じように先生の話を聞く為に約1700人もの人々が会場に集まっていた。

いじめによる不登校であった少女が、小さな優しさを配れるようになり、人から感謝される事で自分なりに「生きる理由」を見つけ、今も懸命に生きている話など、先生が出会ってきた少年・少女たちの話を交えながら、今の大人、子供、社会へのメッセージを懸命に伝えようとする姿が印象的だった。

「愛や死、生きる理由は言葉で語るものではない」、「人を憎みたくて、殺したくて、そんな気持ちを持ったまま生まれてくる人間なんていない」、「誰もが本当の優しさを持っている」、「自分の境遇を嘆いてばかりいる人は自分の事しか考えていない、生きる喜びを知るために人に優しさを配ってみよう」…という言葉が胸に刺さった。

まだまだ、先生や生徒達の言葉を紹介したいけど、何を感じるのかは人それぞれなので本を読むなどして、一度彼らの言葉に耳を傾けてみてほしい…。

講演の前後にはサイン会もあったので、握手をしてもらった後に自分が読んだ本へサインをもらった。サインには「誰にでも幸せは訪れる、幸せになる資格がある」という意味の込められた(あくまで自分の解釈です)春来』の言葉が書かれていた。
自分自身が色々な喜びを知りながら幸せになって、周りの人にも幸せを分けられるような生き方ができれば…とこの言葉を見て思った。

さらば、哀しみの青春―伝えたい。闇に沈む子どもたちの哀しみを…

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