東京タワー…長文です。

あの、ゆうこリンが婚約すると聞いて、なぜか焦りを感じてる僕です。
今さらながら、リリー・フランキー著『東京タワー』を読みました。この本は約4年前、神戸旅行の時に「今のこうきに是非、読んでほしい」と、友人に薦められて買ったもので、最近までずっと本棚に飾られてました。

ドラマも映画も見ていませんが、原作本を読み終えた今でも見ようとは思いません。原作本があまりに素晴らしく、時間の限られたドラマや映画では原作の良さを全て表現できないと思ってるからです。漫画や小説がドラマ化・映画化って話はよくありますが、原作を読んだ人がガッカリする気持ちと同じです…まぁ、僕の場合は映画もドラマも見てないんですが。

恥ずかしながら本を読んで涙が出たのは初めてでした。僕の両親は健在していますが、祖父母が亡くなった時のことを思い出しました。著者の気持ちにすごく共感できた部分もたくさんあったし、逆に「こういう事がこれから起こるのか」と恐くなる部分もありました。とにかく表現が上手な方で、細かい仕草や風景がすぐに伝わってきたし、ひとつひとつの思い出を「よく憶えているなぁ」と感心しました。もう一度読み返したい本だし、手放したくない本です。

あの時、この本を薦めてくれた友人に感謝しています。良い本に出会えると読書が楽しくなりますね。もっと小さい頃から本を読んでおけば良かった…と後悔してます。あっ、最近は勝間和代さんの『断る力』を購入しました。魅力的なタイトルですよね?読むのが楽しみです。