世間はせまい

祖父母宅での片づけを終え、その帰りに温泉へ立ち寄った。
入湯客は僕も含め4人。浴場が小さいから、結構せまかった。


「ハクション!!!」


隣のおっちゃんがクシャミをして、

「隣にいる彼女が噂をしてるな〜」

と顔をくしゃっとさせて笑った。
そこに居たみんなが思わず笑ってしまい、隣の女風呂でもおっちゃんの奥さんと思われる人の笑い声が響いてた♪

そのおっちゃんが「どこから来たのね??」と話しかけてきた。しばらく話していると、僕が来年4月から働く町に住んでる人だとわかった。
それだけでなく、おっちゃんはその町に住む僕の叔父を知ってて、家に遊びに来た事もあるらしかった。
「世間はせまいね」なんて話ながらも会話は続く…
帰りの運転中に眠くなると良くないので、僕は早めに上がることに。
「もっと浸かっていけよ!」とおっちゃんは残念そうだったけど、もしかしたら、また会うかもしれないなぁ(笑)

何処でどんな人に会うかわからないなと改めて思った。