勝敏おじちゃん、ありがとう。

10日の日曜に勝敏おじちゃんが突然亡くなった。とても元気だったのにびっくりした。
最近会ったのはいつだろう?寛子姉ちゃんの法要でお経を読んでもらったとき??
その時に「自分の年齢になると葬式が多くなって、悲しい行事が多くて辛い。早く結婚式に呼んでくれ」と笑いあったのを憶えてる。

亡骸はまるで気持ちよく昼寝しているようで、今にも起き上がりそうだった。
おばちゃんはとても寂しそうで「3日間しか苦しまずにすんで良かったのかも」って話してくれた。

今日は告別式。僕はどうしても最後のお別れをしたくて、途中から仕事を休んで式に参列。
娘のまりさんの「突然のことで父の死を受け入れられない。でも、潔い父らしい」という挨拶に多くの人が納得していたと思う。
孫のたくみも母や祖母の涙を見て、こらえきれずに涙していた。母を気遣うことで彼なりに祖父の死を受け止めようとしているようにも見えた。
参列者は決して多くはなかったけど、ほとんどの人が涙を流しておじさんの死を悲しんでいた。豪快で頼まれ事は断らず、よく人の世話をやいていたおじさんがいかに愛されていたかを改めて知った。

フクエおばさんが火葬開始ボタンを「私には押せない」とためらい、娘夫婦と3人でボタンを押すことになった。「かっちゃん、ごめんね。熱いけど我慢して…」と泣きながらボタンを押す姿は胸が張り裂けそうで辛かった。おばちゃんは心底おじちゃんのことが好きだったんだね。

おじちゃん、酒が入った時の話は長いし、声が大きくて目立つし、同じ話を何度もするしで大変だったけど、いつしか嬉しそうに酒を飲んで話すおじちゃんにつられて周りも明るくなっていたね。僕もおじちゃんを喜ばしい席に招待して酒を飲ませたかったよ。

おじちゃん、今まで本当にありがとう。何かあった時はこれからも報告するね。