指導者

今さらだけど、高校サッカーで日本一になった滝川第二、かこい監督の「選手である前に人間、何をしたって勝てば良いとは思わない」ってコメントに感動。周りの批判を受けながらもサッカーを通して人間を成長させる指導を貫き偉業を達成した。日本サッカーの躍進で益々ジュニア〜ユース世代の育成体制は強化されると思うけど、同時に若いうちから早々と能力や才能で境界線を引かれ、それにもれてしまう子供たちもたくさん出てくるということ。だからこそ、個々の可能性や将来を見据え、可能性を秘める子供を預かるという自覚を持ち、覚悟と責任を持ってしっかり指導できる、かこい監督のような指導者がこれからは必要になるだろうな。

サッカーを教えること、プロへの道を作ってやることだけが指導者じゃない。それは学校の先生にしたって同じ。子供達に様々な可能性や道があるってことを気付かせてやれる指導者がいたっていい。たくさんの子供達が素敵な指導者に出会えるといいな。結果的にそうした指導が日本の豊かな未来をつくるってことに繋がると思うけど。